大阪市天王寺駅、阿倍野橋駅の司法書士 榊原秀剛司法書士/社会福祉士事務所 > ブログ > 2006年11月3日(金)

2006年11月3日(金)


今年の秋は、気持ちのいい晴天が続きます。ぬける様な青空に、筋を描いた雲が高くにかかっています。

そんな一日、ふらりと大和路線に乗って、奈良に行ってきました。久しぶりに訪れる奈良の町は穏やかで、見上げる興福寺の五重の塔もうららかな日差しを浴びて心をなくさめてくれます。
あいにく「正倉院展」はまだ始まっていませんでしたが、国立博物館の常設展示を観ることができました。門外漢の私には、いくら解説を読んでも、ずらりと居並ぶ仏像の美術的な価値はわかりませんが、その仏様一体一体が放たれている「光」に触れることができ、穏やかなお顔を見るにつけ、古の昔から人々が真に求めてきたものがわかったような気がしました。

帰りのJRのなかでは、久しぶりに売店で買った週刊誌を読みました。その中では、親が子を殺し、子が親を殺していました。役人は、仕事を怠けて給料だけはきっちり受け取り、政治家はお決まりのように収賄をしていました。
先日、朝日放送の「ムーブ」という番組をカーナビで聴いていたら「悪徳司法書士」という特集を30分近くも放送していました。ああ、われわれもついに、そうなってしまったかと、暗澹たる気持ちになりました。

私には、古から人々がついぞ求めてやまなかったのは、あの仏様の穏やかで慈しみに満ちたお心であるように思えてなりません。老若男女、富貴貴賎を問わず、ほんの100年にも満たない命の輝きの中で、穏やかな慈しみの心で生きてゆけたらと本当はみんな願ってきたのではないかと、そっと、仏様に語りかけていただいた奈良の休日でした。



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