大阪市天王寺駅、阿倍野橋駅の司法書士 榊原秀剛司法書士/社会福祉士事務所 > ブログ > 猛々しい流れの中で 2007年7月5日(木)

猛々しい流れの中で 2007年7月5日(木)


先日、私がお世話するお年寄りの介護保険の認定更新が行われ、要介護1から要支援2へと変更されました。昨年4月の介護保険制度「改正」以来、いつかは私が担当するお年寄りにもおこりうることと覚悟はしていましたが、現実のものになると私はもとより、ご本人もおおいに戸惑っています。まず、現在の施設から出て行かなければなりません。後期高齢者で身寄りもなく、足もお悪くて、歩行器や介助がないと一人では歩けません。その施設、特別養護老人ホームをついの棲家と思われて、すでに借りていたアパートは引き払われていますし、施設の中で人間関係もきずかれてきたのに、いまさら、どこに行けと言うのでしょうか?
要介護1で介護保険の利用限度額が16万5800円、それが要支援2になると10万4000円に引き下げられます。厚生労働省は介護保険の利用者が予想以上に増加し、国家財政の圧迫を抑制するため、ひたすら要介護1と要支援2の差額約6万円を浮かすべく大変なご努力を全国すみずみの自治体で展開されているようです。
先日、週刊誌を読んでいましたら、日本の自殺者は9年連続で年間3万人を越えているとの事です。人口10万人あたりの自殺者数も欧米に比べて並外れて高いそうです。痛ましいのは、従来からの高齢者の自殺者に加えて、3,40代の働き盛りの自殺者が多く見られるようになったことです。
折りしも、今月は参議院選挙。グローバル化という名の元に、国防から「国のかたち」までお任せしてきた「超大国」の描く青写真どおりの国づくりに狂奔してきたつけが、猛々しい流れとなって押し寄せてきているように思えてなりません。気が付けば額に汗しないで濡れ手に粟のごく少数の「勝ち組」と、実際はほとんど機能しないお飾りの「セーフティネット」からこぼれ落ちながら年老いてゆく大多数の「負け組」の「破廉恥な国」になってしまっていたなんてことがないよう、与えられた一票をせいぜい有効に使おうと思っています。



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