大阪市天王寺駅、阿倍野橋駅の司法書士 榊原秀剛司法書士/社会福祉士事務所 > ブログ > 満月 2007年12月8日

満月 2007年12月8日


自宅を引っ越したりで、ばたばたしているうちに、今年もあと一ヵ月となってしまいました。前回、この欄を書いてから今日までの間に内閣は交替し、野党の党首は、誰かの真似をするかのように「や~めた!」と投げ出したと思ったら「再チャレンジ」でもどってくるし、ほんとに目まぐるしい日々でした。今はまた、国防という尊い仕事に醜い金が絡んで、前事務次官が逮捕されました。「おねだり妻」ともども、商社から、長年にわたり多額の接待などを受けながら平然としていたというのですから正気の沙汰とは思えません。

今年の秋は月が冴えていました。11月に入って、北風が身にしみるようになったある夜の出来事です。夜空には大きな青い月が輝いていました。私は、仕事で遅くなって深夜の湾岸線を走っていました。湾岸線は高速道路に沿って大阪湾岸を走る片側3車線の広い道路です。夜もふけた時刻となると、交通量もめっきり減るため、まるで高速道路のような速度でどの車も飛ばして行きます。私は、疲れていたので、そんな中で比較的遅い速度で真ん中の車線を走っていました。
突然、軽自動車が猛スピードで追いついてきて、私の左車線から私の前を横切って右の追い越し車線へと走り抜けて行きました。私は、とっさにブレーキを踏みました。
軽自動車は何事もなかったかのように追い越し車線を走って行きます。私は怒りを込めて追い越し車線に移動してから、ライトをパッシングして抗議しました。
軽自動車との距離が開く前に前方の信号が変わり、軽自動車に続いて私も止まりました。軽自動車は、夜目にもかなり改造しているのがわかりました。鈍いうなり声をたてています。私はどんな人が運転しているのだろうと目をこらしましたが分かりません。
やがて信号が青に変わりました。軽自動車に続いて走り出しました。すぐに私の前から走り去るだろうと思っていた軽自動車が、意外にも私の前から離れません。軽自動車につられて私の車も80kmくらい出ていたと思います。車間を開けようと思っていた矢先、軽自動車が急ブレーキをかけました。私は、渾身の力を込めてブレーキを踏みました。悲鳴のようなブレーキ音が響きました。スローモーションを見るように軽自動車の後部が迫ってきました。私は絶望で目をつむりました。
ゆっくり目を開けました。何の衝撃もなく、幸いに後続車もありませんでした。30cmも開かないところで私の車は止まっていました。
一瞬の静寂の後、軽自動車は腹に響く音を残して暗闇に走り去って行きました。
見上げると静かに青みがかったまあるい月が輝いていました。

満月の日は、犯罪率が高くなると、いつかテレビで言っていました。
詳しいことはわかりませんが、磁場の関係で、微妙に人間の精神に働きかけ正常さを失わせるそうです。
日本列島を沈むことのない満月が、すっぽり覆いつくしているような昨今です。



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