大阪市天王寺駅、阿倍野橋駅の司法書士 榊原秀剛司法書士/社会福祉士事務所 > ブログ > 成人の日 平成20年

成人の日 平成20年


新しい年もすでに2週間、今日は成人式でした。
祝日ですが、依頼者の予約がありましたので事務所に出勤いたしました。事務所に来る途中、車中の窓からは新成人の和服姿がかいま見え、その周りだけは、一足早く春が訪れたようにあでやかに輝いていました。
思えば、彼らは、昭和63年、昭和の実質的に最後の年に誕生した人たち、昭和天皇も、亡き小渕恵三首相が「平成」と書いた垂れまくを掲げて記者会見したことも、あの美空ひばりも知らない世代です。昨日のことのように思い出す私にとっては、隔世の感があります。
私が成人式をむかえた日、当時住んでいた東京の八王子は、大変な雨風だったことを覚えています。暗い学生で、それだけで、成人式に出席しませんでした。アパートにこもってその日の朝日新聞を読んでいると、確か「天声人語」だったと思いますが、その時、はやっていたユーミンの「あの日に帰りたい」に引っ掛けて、この若い日は2度ともどらないのだから後悔しないようにしっかり!などという調子で新成人にエールを送っていたように思います。
あれから、約30年、来し方を見渡せば、胸かきむしられるような後悔と羞恥でいっぱいになってしまいます。あの日に帰れることは決してないとわかっていても、「あの日に帰りたい」と思ってしまうこともあります。
と、そんな風に少し感傷にひたっていると、スーツを着たり袴をはいたりしたいかにも「新成人」と思える若者が5、6人、阿倍野筋を走っていた私の車の前を横切って、成人式の会場でもあるのでしょう、区民ホール目指して、我が物顔に横断してゆきました。赤信号も、横断禁止もものともせず、まさしく「みんなで渡れば怖くない」でした。
私は、クラクションを鳴らそうかとも思いました。しかし、残酷な時の流れの中で、いきがっている彼らも、この「悔恨と赤面の思い」をあっという間に味わうことになることを思い、黙って渡りきるのを見守りました。どうか、充実した日々を過ごされんことを祈りつつ。

皆様、今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。



コメントをどうぞ

Spam Protection by WP-SpamFree

▲ページの先頭へ戻るa

Category カテゴリー