大阪市天王寺駅、阿倍野橋駅の司法書士 榊原秀剛司法書士/社会福祉士事務所 > ブログ > 年金特別便

年金特別便


報道などで有名な「年金特別便」が、私が後見人などをしている方のところにも送られてきました。1件は被保佐人の方、もう一件は被後見人の方です。
何が言いたいのか一読しただけではよくわからないもので、大臣の舛添さんの署名がいやに立派で目立っていました。
保佐のお年寄りの方は、勤めていた会社名やその勤続期間をわりとすんなり答えていただけたので、その返答に基づく回答ができましたが、問題は、もはや、会話さえできなくなってしまっている後見の方です。
どのような半生を送ってこられ、どこにどれだけの期間お勤めだったのかを知ることのできる資料も預っていないので、途方にくれて特別便に記された専用ダイヤルに電話をしました。
市内通話と同じ料金がかかる旨のアナウンスが流れた後で、比較的若い女性の声で相談員が出てきました。まず、私が後見人であることを名乗りました。ところがそれが、この相談員には理解できません。勤務している期間の中で間隔があるので本人に聞けばわかることだとトンチンカンなことを言います。本人の現状、後見人とはどういうものかを説明してようやくわかってもらったところ、上司に相談すると言います。電話代もかさむことですので、折り返しの電話をお願いすると、そういうシステムにはなっていないから一方的に待ってくれというと、すぐに音楽が流れ始めました。
成年後見の仕事をするようになって、8年近くになりますが、社会保険庁がそのいい加減さが今ほどクローズアップされる前から、ほとほと、ここの「お役人」には呆れかえっていました。後見人として、何回も社会保険事務所に届けを出しに行ったりしましたが、初期の頃は、それこそ、行くたびに後見制度のイロハから説明しなければならない状態でした。成年後見制度がはじまった平成12,3年頃はどこの役所、金融機関でも似たり寄ったりでしたが、社会保険事務所は、素人相手に話をしているような状態が相当長く続きました。学習能力のない方々なのだと諦めていました。
受話器を持つ手が痺れるくらい待たされた後で、最寄の社会保険事務所へ情報を見に来て欲しい旨、告げられました。何の資料も持たない私が見て、何がわかるというのでしょう?
新聞報道によりますと、専用ダイヤルの相談員はアルバイトだということです。それもほんの短期間の研修を受けただけとのことです。社会保険庁の役人は、現場にはほとんど姿を見せないそうです。

経済は言うに及ばず、あらゆる分野でこの国は力を失ってきているように思えてなりません。こういった役人が国を滅ぼすのかと思うと、憤りを超えてもはや情けなく言葉さえ失ってしまいます。



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