大阪市天王寺駅、阿倍野橋駅の司法書士 榊原秀剛司法書士/社会福祉士事務所 > ブログ > ワンコインDVD

ワンコインDVD


ワンコインDVDをご存知でしょうか?近頃は、駅の売店や本屋さんでもよく見かけるひとつ500円で手に入る「名画」のDVDのことです。

私は、新聞の日曜版に掲載されている通信販売で衝動買いをしてしまうという癖がいつの頃からかついてしまい、今までに、上に乗れば高速で振動して無理なく贅肉を燃焼して痩せられるという健康器具、簡易版のカーナビ、ソーラシステムの腕時計、加齢臭が消える不思議な石鹸などなど数え上げればきりがないほどの商品を買ってきました。その効果のほどは、いまだにおなかにはメタボの肉がつき、炎天下の真夏の暑さで噴き出す汗の匂いで自ら鼻を曲げている状態からもわかるというものですが、しかし、決して懲りもせず、「あなたの青春が蘇る、1枚たった300円ちょっと!!!」というキャッチコピーに勝てるはずはなく、浮き浮きと買ってしまったのでした。
送られてきたDVDは全部で40作品、私の青春というよりは父や母の世代にとっての想い出の名画の数々でした。あまりにも有名すぎてしかし観たことはなかった「シャレード」「ローマの休日」「哀愁」「風と共に去りぬ」「シェーン」「雨に唄えば」などなどが詰まっていました。
阿倍野にもツタヤさんがあって、ほんとによく出没するのですが、この名画の数々が送られてきてからは、久しく顔を出していません。事務所から帰ってほっと一息入れたとき、「名画」を少しずつ観るのが欠かさぬ日課となりました。
面白い!
女優さんがきれい!
時代背景が興味深い!
人間の変わらぬ営み、思いが伝わってくる!
恋愛あり、家族愛あり、サスペンスあり、ミュージカルあり、戦争ものあり、西部劇ありで物語の原型がすべて詰まっている感があります。これら40作品を要素に分けてコンピュータでデータ化して再構成し、時代設定とか、場所をチョイチョイと変えたら、いくらでもストーリーが描き出せそうな気がします。
では、これら作品の中で、どれが一番印象に残ったかといいますと、私は、「哀愁」を挙げます。「哀愁」は1940年に制作されたアメリカ映画です。舞台は、第一次大戦中のイギリス・ロンドンで、イギリス軍将校のロイ・クローニン大尉(ロバート・テイラー)とバレエの踊り子マイラ・レスター(ヴィヴィアン・リー)との悲恋を描いた作品です。踊り子マイラのクローニン大尉への強い想いと可憐さに柄にもなく涙してしまいました。それにしても、マイラ役のヴィヴィアン・リーがその前年に作られ、私自身数日前に観ていた「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを演じていた女優さんと同一人物であるとはすぐには気付かないほど対照的な印象で、全くその演技力には感じ入ってしまいました。
あと、女優さんの美しさ、かわいさでは、やはり、「ローマの休日」「シャレード」のオードリー・ヘプバーンでしょうか。これは好みの問題ですが・・・

ところで、このワンコインDVDがどうしてこうも安いのかかが気にかかりますが、現在の著作権保護期間は創作後70年と定められていますが、2004年に改定される以前は50年だったために、2004年の時点で保護期間が切れているから著作権は消滅しているという見解と、改めて70年という保護期間を適用するべきだという見解とが真っ向から対立しているそうです。
こんなすばらしい名画がたった数百円で観られる喜びが大きくて、これじゃー正当に管理してきた著作権者はたまったもんじゃない、知的財産は文明国である以上もっと大切にしてほしいという思いだけで押し通せないのも、廉価な通販商品にすぐに飛びついてしまうさもしい根性のなせるわざかも知れません。



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